アメリカなど一部の国が
経済不況から脱却しつつあるが、
依然世界的には先行き不透明な状況が続いている。
そのため訪タイ外国人観光客は伸び悩み、
タイの観光業界に暗雲が立ち込めている。
タイ地元紙によると、
タイ観光協議会(TCT)は今年の観光収入の目標である
2兆2000万バーツについて、達成できない可能性は高いと見ている。
国内にそれほど大きなマイナス要因はないものの、
ロシアなどこれまで訪タイ観光客数上位にランクインしていた国が
経済不況に陥っていることが理由だそう。
このためタイ政府が3月中にも指定された期間中であれば、
何度でも入出国が可能な観光客向けのマルチプルビザを発給するとの見方が出ている。
ただしこのマルチプルビザは、
中国、インド、東ヨーロッパの国に限定されるものになる予定だそう。