タイ国家放送通信委員会（NBTC）のタコン事務局長は、
プリペイド（前払い式）の携帯電話SIMカードの登録を義務化したことで、
登録番号数が5400万件に達したと明らかにした。
登録期限の7月末までに、目標の6500万～7000万件に達する見通し。
20日付クルンテープ・トゥラキットが報じた。
前払い式SIMカードの発行番号数は約9000万件。
NBTCは、全国2400カ所の自治体で登録受け付けを開始しており、
期限までさらに登録を呼び掛けていく考え。
7月31日までに登録を怠った番号は、8月から緊急電話以外の発信ができなくなる。
タコン事務局長は、「役所での登録受け付けは、市民の登録意識を高める。
治安対策だけでなく、SIMをなくした場合にも自分の番号や
通話可能残高を維持できる点をアピールしたい」と述べた。
タイ政府は、今年2月にプリペイドSIMカードの登録制度の厳格化を閣議承認している。
