30年ぶりとも50年ぶりともいわれるタイ中部の水不足。
中部米作地帯に農業・生活用水を供給する4大ダムである
プミポン(ターク県)、シリキット(ウタラディット県)、
クウェーノーイバムルンデーン(ピサヌローク県)、
パーサック(ロッブリ~サラブリ県)の貯水量はすでに30日分を切っている。
今年は特定海域の海面温度が
異常上昇するエルニーニョ現象の影響で
タイは少雨による干ばつ被害が早い時点で危惧されていた。
同現象は大気循環の異常を引き起こし
極端な多雨もしくは少雨を招くが、
タイは2011年に大洪水、今年は一転して干ばつ被害に直面することとなった。
ただ、今回の水不足は自然現象だけが原因ではない。