タイ国際航空のチャランポン社長は、
米ロサンゼルス線など4路線の運航を10月25日から休止すると発表した。
不採算路線を削減し、赤字体質からの脱却を図る。
26日付ポストトゥデーが報じた。
10月に運航を休止するのは、
バンコク~ソウル~ロサンゼルス、
バンコク~イタリア・ローマ、
バンコク~インド・コルカタ、
バンコク~インド・ハイデラバードの4路線。
これら4路線はいずれも年間3億バーツ(約10億6,000万円)程度の赤字を計上していた。
経営状態が改善すれば、2年後をめどに運航再開を検討するとしている。
同4路線を担当していた従業員は他路線に異動させ、希望者については早期退職を適用する。
ロサンゼルス線で使用していた機体は欧州路線に振り替え、
バンコク~ロンドン便とバンコク~フランクフルト便をそれぞれ1日1便から2便に増便する。
タイ航空は経営改善に向けて不採算路線の削減を進めている。
先ごろ、バンコク~ラオス・ルアンプラバン便と
バンコク~中国・長沙便を傘下のタイ・スマイル航空に振り替えた。