2015年12月10日、タイ国交省はこの度、
来年からバンコク都内の三輪タクシー565台に
新規の営業許可を発行する事を明らかにしたとタイメディアが伝えた。
タイ国交省の発表によると来年1月より、
新たにバンコクと隣接するナコンパトム、
ノンタブリー、パトゥムタニー、サムット・プラカーンと
サムット・サコーン県を対象に565台の新規営業枠を許可し、
希望者は7月までに申請をするようにというもの。
タイの三輪タクシーは、タイにタクシーが普及する以前から走っており、
その独特な2サイクルエンジンの排気音の音で、
トゥクトゥクと呼ばれ市民の足となって来た。
しかし、近年ではタクシーのメーター制への以降や
鉄道網の整備により、徐々にその行き場が失われつつある。
また、エンジンも4サイクルを使うよう規定されているため、
排気音も以前よりは静かになっている。
新規営業の追加許可というこの度の国交省の処置は、
主には外国人観光客へのサービス向上としている。
しかし、バンコク都民からは、更なる渋滞の増加や
不透明な料金について不安視する意見も出ている。
渋滞の増加への懸念には、先日来バンコク首都警察が
取り組もうとしている緩和策とも反することになるだろうとの見方もある。
また、観光客向けとしているものの、
隣接県の観光客の少ないエリアも対象にするなど矛盾点も多いとの指摘がある。
現在バンコク都内とその周辺には、
約9,000台のトゥクトゥクが登録されている。
また、タイ全土では、約2万台が登録されている。
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