各種世論調査によると、8月に就任2年目を迎えた
プラユット首相（元陸軍司令官）がタイ国民の間で高い支持を集めている。
タイ国立開発行政研究院（NIDA）が15～18日に実施した
世論調査(回答者数1250人)では、首相の仕事ぶりについて、
42.4%が「非常によくやっている」、
45.2%が「よくやっている」と肯定的に評価した。
「あまりよくやっていない」は6.3%、
「全くよくやっていない」は3.5%だった。
2月の調査では「非常によくやっている」29.7%、
「よくやっている」49.9%で、支持率は上昇傾向にある。
一方、私立バンコク大学が15～17日に実施した世論調査（回答者数1197人）では、
首相の仕事ぶりに対する評価が10点満点で平均7.57点だった。
特に「決断力」、「清廉さ」への評価が高かった。
プラユット首相率いるタイ軍事政権は
今月7日の国民投票で憲法案が可決されたことで、勢いに乗っている。
憲法案は軍政が作成したもので、
軍が議員を選任する議会上院、非議員の首相などを盛り込んだ。
これにより、少なくとも2022年まで
実質的な軍政が続く公算が大きく、プラユット首相の続投が有力視されている。
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