KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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【ニュース】タイ、航空各社が大幅減益 1~3月期、原油高・競争激化響く

タイの航空各社は収益が落ち込んでいる。
現地紙ネーションなどによると、2017年1~3月期は
タイ国際航空(THAI)の最終利益が前年同期比47.3%減の
31億6000万バーツ(約102億円)となるなど各社とも軒並み悪化した。
原油価格の上昇に伴うコスト増に加え、
同国航空市場での競争激化による旅客単価の低下が主な原因とされる。

THAIのウサニー・サンシンゲオ社長代理は最終利益の落ち込みについて、
燃料費が前年同期と比べ平均で約30%上昇したとし、
燃料価格の高騰が経営を直撃したと指摘する。
同期の売上高は前年同期比0.8%減の498億バーツだった。
また、搭乗者数は同10%増の652万人、
搭乗率は82.8%と前年同期の77.5%を上回ったものの、
台頭する格安航空会社(LCC)などとの競争激化で
運賃の引き下げを強いられ、旅客単価が同12%減となったことなどが響いた。

THAIは13年から3年連続で最終赤字を計上し、
経営再建を進めるなか、16年は黒字転換を果たした。
ウサニー社長代理は「1~3月期の業績は振るわなかったが、
今後は路線網の拡充などに取り組み、
17年通年では売上高で前年比5~10%増を目指す」と意気込みを示す。

他の航空会社ではバンコクエアウェイズが
1~3月期の最終利益が前年同期比64.1%減の5億6500万バーツ、
売上高が3.9%減の74億6000万バーツとやはり苦戦した。

LCCも同様に低迷している。
アジア最大のLCCエアアジア傘下のアジア・アビエーションは、
同期の売上高が2%増の91億5000万バーツだったものの、
最終利益は43%減の5億7030万バーツと落ち込んだ。
アジア・アビエーションは、タイ国内線での
航空燃料の税率が今年1月から引き上げられたことも影響したとの見方を示した。
SankeiBiz 2017年6月8日 05時00分)

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