親しまれるピックアップトラックの規制強化が物議を醸している。
荷台への乗車を暫定政府が禁じ、
日常生活や仕事に支障を来すと市民が猛反発。
政府は全面禁止を先送りするなど方針転換を迫られた。
渋滞の中を白いピックアップトラックがゆっくりと進む。
荷台には男性5人が車座になって揺られている。
首都バンコクでよく目にする光景だ。
ピックアップトラックはタイの庶民、
とりわけ公共交通が発達していない地方在住者にとって欠かせない交通手段だ。
家具作りの仕事で頻繁に荷台に乗り、
約30キロ移動することもあるというプラユットさんは
「完全に禁止されたら仕事がなくなってしまうかもしれない」と語る。
一方、荷台にはシートベルトがなく、
急ブレーキや事故時に投げ出される危険が伴う。
世界保健機関(WHO)によると、タイの人口10万当たりの交通事故死亡率は
36.2(2013年)と世界で2番目に高く、日本(4.7)の8倍近くに達する。
汚名返上を目指す政府は、仏教暦の正月を祝う4月中旬の
「ソンクラーン」を前に交通規制の強化策を発表した。
車の同乗者全員にシートベルト着用を義務付け、
ピックアップトラックの荷台に乗ることを禁じている。
しかし、市民の反発を受けた政府は規制強化初日、
早くも「ソンクラーン期間中は(荷台に)
6人まで乗っていいことにする」とルールを変更した。
その後、全面禁止は「年内には実施しない」と当初の方針を転換している。
仕事で荷台に人を乗せることがある内装業の男性は「禁止は生活実態に合わない。
政府は厳しく取り締まる前に公共交通を充実させるべきだ」と訴えた。
(Sankei Biz 2017年8月1日 06時03分)

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