タイ国内で初の新型コロナウイルスの感染例となったタクシードライバーは、中国人観光客からの感染だった。この中国人観光客を運転手はバンコクのある病院に送り届けていた。タイ保健省疫病管理局が記者らに明らかにした。
同局は、「新型コロナウイルスの感染が確認されたタクシードライバーは、すでに感染した状態でタイを訪れていたある中国人を病院に送り届けていたことが明らかになった。中国人観光客には伝染病の症状が現われていたが、病院に行くために彼はタクシーを呼んだ」と述べた。
また、「この中国人を我われはよく知っており、彼は診断が確認され、他の発症者とともにノンタブリー地区の伝染病センターで治療を受けた。現在、彼はすでに健康を回復し、中国に帰国している」と説明された。同局は、タクシードライバーはこの中国人を送迎した数日後に健康を害し、すぐに医者にかかったと強調した。運転手の親族や職場の同僚には感染は確認されていない。また管理局は、タイでの発症者数が14人から19人に増えたと発表した。
(SPUTNIK日本 2020年2月1日 17時08分)