ミャンマー・タチレクの「1G1ホテル」で仕事をし、タイに密入国したタイ人女性ら10人から新型コロナウイルス陽性が確認された騒動。彼女らは、14日間の隔離検疫を受けずにチェンマイやチェンライなどの街を出歩いていたとして、観光業界にも衝撃が走っています。
タイは乾季に入り、雨も降らず好天の続く旅行シーズン。12月半ばには4連休、そして年末年始休暇で各観光地は多くの人出が予想されチェンマイも人気の場所なのですが…。
The Nationによると北タイのホテル協会の会長が、チェンマイのホテルでは騒動によって1700室がキャンセルされており、今後の旅行シーズンにもネガティブな影響が出るのではないかと心配している述べました。チェンマイ県知事は2020年12月1日にホテル経営者や旅行協会と緊急会議を開き、対応策を協議したとのこと。
会長は続けて、11月のチェンマイのホテル稼動率は60%~70%で、12月は更に上昇することを期待していました。しかし新型コロナウイルスの悪いニュースが、繁忙期の観光に影響を与えていると語っています。
(タイランドニュース 2020年12月5日)