タイ保健省疾病対策局(DDC)のトンチャイ局長は1月8日、保健省が31都県の公共輸送と観光産業に従事する人たちを対象にインフルエンザワクチンを20万回分追加接種することを予定していると明らかにした。昨年から感染拡大が報告されているインフルエンザから一般市民や観光客を守ることが目的という。
DCCの統計によれば、昨年1月1日~12月30日までの期間、インフルエンザ感染が47万2222件報告され、感染者29人が死亡。感染者が多かったのはラヨン、パヤオ、プーケット、バンコク、チェンマイなどで、年齢別では5~9歳の感染者が最多だった。
(バンコク週報 2024年1月9日)