今年は、11分野の改革が遂行され、新憲法が制定される見通しだが、
このままではタクシン派の台頭回避を目的とした制度が導入されたり
法律が整備されたりするのが明らかであるとして、同派からは危機感を訴える声が出ている。
東北部のタクシン支持団体のある幹部によれば、
支持者らは大ボスであるタクシン元首相が軍事政権に反抗せず、
沈黙を守っていることに不満を抱いている。
このまま元首相が行動を起こさなければ、
支持者たちの心は離れ、元首相も復活のチャンスを完全に失う恐れがあるという。
このほか、関係筋によれば、景気が低迷すれば軍政は支持を失い、
またインラック前首相がコメ質入れ制度に絡んで過去に遡って
首相罷免となればタクシン派の強い反発を招く可能性があるとのことだ。