タイでは、プミポン・アドゥンヤデート国王(ラーマ9世)の死去を受けて、
兵士たちがバンコクの有名な歓楽街を早めに閉めさせ、
観光客らは紙コップのビールをこそこそとすするなど、
国王への弔意を示すため普段のにぎやかさは自粛されている。
ほぼ全てのタイ国民同様、バーなどで働く女性たちも、
国王の遺体を乗せた車列が病院から王宮へ行進し、
沿道に大勢の人々が集まった14日の夜には、
いつものきわどい服を黒い控えめなものに替えて出勤した。
国を挙げての服喪として、軍事政権は国民にすべての娯楽活動を控えるようにと
指示しており、これに従い、午後10時頃になると兵士たちが、
まばゆいばかりのネオン看板の電源を抜き、店舗などに早じまいを実施させている。
ベルギーからの観光客は「突然、兵士たちがやって来た。5人の一団だった」、
「兵士たちは支払いを済ませるように言うと、なにもかもをきれいに片付けはじめた。
女の子たちもいなくなった」と話した。
タイ・バンコク情報サイト「KATEのバンコクガイド」