「バス高速輸送システム（BRT）」の損失が過去6年間で
12億バーツにのぼっていることから今年4月末で廃止される予定だったが、
バンコク都庁は料金を15バーツに値上げすることでBRTを存続させることを決めた。
アサウィン都知事によれば、BRTを廃止すれば
1日当たり約2万5000人にのぼる利用者が不便を強いられることになり、
また、路線バスサービスを提供するバンコク大量輸送公社（BMTA）からも
バスの台数が足りないためBRTと同様のサービスを
提供することができないとの報告を受けたとのことだ。
BRTの料金は当初10バーツだったが、
途中で5バーツに引き下げられ、再び10バーツに戻されて現在に至る。
今後は4月末のBRT運営契約終了に伴い
新たな運営者を選び、料金を15バーツに引上げる。
なお、BRT年間収入であるが、
料金5バーツの時は約3000万バーツ、
10バーツで約5000万バーツだったが、
15バーツとした場合、約9000万バーツが見込まれている。
（バンコク週報 2017年3月28日)
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