タイは、航空旅客数が拡大する一方で、航空各社の業績が低迷している。
2017年4~6月期は、タイ証券取引所に
上場する地場航空会社4社のうち3社が赤字を計上した。
高騰する燃料費や航空各社間での価格競争の激化などが経営を圧迫している。
現地紙バンコク・ポストなどが報じた。
同国を代表する航空会社のタイ国際航空は、
4~6月期が52億バーツ(約172億円)の赤字となり、
前年同期の29億バーツの赤字から2倍近く拡大した。
同社は、同期の旅客数が前年同期比14.9%増の587万人、
座席利用率も前年同期を9.5ポイント上回る78.5%に達して過去10年で最高となり、
売上高は同9.6%増の452億バーツだった。
しかし、同期は為替差損に加え、
燃料費が前年同期と比べて平均20%以上も上昇し運航コストが拡大。
航空各社との値引き合戦が熾烈(しれつ)となるなか、
旅客イールド(旅客1人に対する1キロ当たりの収入)が大幅に低下しており、
売り上げ増にもかかわらず赤字となった。
同社は経営再建計画のもと、
16年は4年ぶりに黒字転換したものの、今年は再び赤字転落も見込まれる。
ほかの航空会社では、タイ国内と近隣諸国を中心に運航する
バンコク・エアウェイズの4~6月期も5億2100万バーツの赤字で、
前年同期から赤字額が約4.7倍に膨らんだ。
地場格安航空会社(LCC)のノックエアは7億4900万バーツの赤字だった。
地場LCC最大手のタイ・エアアジアを運営するアジア・アビエーションは、
上場航空会社4社のうち黒字を唯一確保したものの、
4~6月期の最終利益は前年同期比60%減の1億7060万バーツに落ち込んだ。
タイ政府が主に中国人向けの違法な格安ツアーへの取り締まりを強化したことに伴い、
タイを訪れる中国人旅行者が伸び悩んだことも影響したとしている。
(SankeiBiz 2017年9月5日 07時15分)
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