バンコク都内で先ごろ、道路を横断中の男性が中央分離帯でマンホールに落ち死亡するという事故が起きたことを受け、バンコク都庁はこのほど、再発防止のための安全対策について関係当局と協議した。
マンホールには鉄製の蓋がしてあったが、それが盗まれてしまい、代わりに木製の板がマンホールの上にかぶせられていた。その蓋は朽ちていたようで、男性が踏み抜いて、マンホールの底まで約15メートル転落して死亡した。
また、都内には道路脇の側溝に蓋がないところがあり、そこにオートバイを運転していた男性が転倒して落ちて死亡する事故も起きている。この蓋も何者かに盗まれたとみられている。
今回開かれた対策会議では、マンホールや側溝の金属製の蓋を狙った窃盗事件をどのように防止すべきかなどが重点的に話し合われた。
(バンコク週報 2024年5月9日)