1869年にラーマ5世によって建立された王室寺院、ワット・ラーチャボピットはこのほど、境内における結婚式用の静止画・動画の撮影などの商業的活動をすべて禁止すると発表した。これは、インフルエンサーらがこの寺院を背景に撮影した写真や動画をネット上にアップしたことが原因で、境内での不適切な撮影が報告されているため。
同寺院によれば、「徳を積むために来訪される人々、許可を取得して境内で仏教行事を行う人々は歓迎するものの、境内で結婚行事や水かけは行ってはならない。また、境内で商業的な撮影は行ってはならない」とのことだ。
ワット・ラーチャボピットはバンコクの観光名所のひとつで、タイ国政府観光庁(TAT)のホームページには、「5色のモザイク磁器で覆われた仏塔が特徴的」「本堂はタイ様式の建築ですが、内部はゴシック調の装飾もみられヨーロッパの影響がうかがえます」などの説明がある。
(バンコク週報 2024年9月18日)