タイ政府は、洪水、嵐、土砂災害の救援対策センターに最新の気象情報を共有し、各機関が警戒体制を強化していると発表しました。タイ気象局によると、北部と東北部では雨が少なく、冷たい気団の影響で朝方に霧が発生し、視界が悪くなる恐れがあります。これにより、特に運転時には十分な注意が必要とされています。タイ国営メディアNNTが2024年11月15日に伝えています。
一方、11月20日から22日にかけて、南部地域では特にタイ湾沿岸、スラタニ県以南で大雨が予想されています。政府はこれに備え、被災の恐れがある地域での災害対策を進めており、住民に向けて警戒を呼びかけています。
当局は、来週の降雨量の増加を警戒する姿勢を示しており、特にスラタニ、ナコンシータンマラート、ソンクラー、パッタルン、パッタニー、ナラティワートの各県では、大雨による影響が懸念されています。
各地の自治体は、機材や装置を危険地域に配備し、排水路や運河の清掃を進めています。また、緊急事態が発生した場合に備え、患者の避難計画を含む対応策を行っています。これにより、住民の安全確保を最優先にした災害対策が取られています。
さらに、チャオプラヤ川流域の状況について、王立灌漑局は、11月14日時点でチャオプラヤダムの放水量を1秒あたり550立方メートルに抑えており、下流への影響はないとしています。これにより、スパンブリー県やプラナコーンシーアユタヤ県においては、11の郡で発生していた洪水が、今後1〜2日以内に正常な水位に戻る見込みです。
(タイランドニュース 2024年11月16日)