パタヤのホテル業界は、
海外からの予約件数が依然低い水準にとどまっていることなどを背景に、
今年のハイシーズン(10~12月)の売上高が30%程度減少するとの見通しを示しているとネーションが報じた。
タイホテル協会(THA)東部支部のサンペット会長は、
今年のハイシーズンの観光客数は、昨年より15~20%減少し、
売上高も20~30%落ち込むと予測。
客室稼働率も平均70%程度と、昨年の80~90%を下回っているという。
同会長によると、戒厳令の延長で観光客が伸び悩んでいることに加え、
違法なホテル事業者との価格競争が激化。
正規のホテル事業者の収益を圧迫しているとみられる。
今年1~8月にパタヤを訪れた観光客は前年同期比30~40%減の600万人。
国・地域別ではロシアからの訪問客が最も多く、中国、中東、ドイツ、インドと続く。