ピチャイ元エネルギー相は、ロシア通貨危機がタイ経済に悪影響を及ぼすとの見方を示している。
タイ地元紙によると、ピチャイ氏が話している懸念点は以下のとおり。
・現在起きているロシア通貨危機の影響で、現在来タイ観光者数が３位であるロシアからの観光客数が急減する。
・来年1月からタイはEUの一般特恵関税制度（GSP）の適用対象から外されることで、EUへの輸出が減少が予想される上に、この危機が世界経済そして弱体化しているEU経済に更なる悪影響を及ぼす。
同氏は、ウクライナへの侵攻から世界的な批判が集まり、先進国から経済制裁を受けたことが一因にあるとし、タイもロシアの二の舞いにならぬよう注意すべきだと暗に軍事クーデターを批判をするような発言をしている。
訪タイ観光客数の3位はロシアで年間170万人（1位は中国、2位はマレーシア）。
この観光客による観光収入は1700億バーツとされている。
