タクシン派・タイ貢献党幹部のスラポン氏はこのほど、「立法議会(NLA)が国家汚職制圧委員会(NACC)の請求通りに過去に遡ってインラック前首相を首相罷免とするのを承認するのは明らか」と述べ、NLA議員の多くが1月23日の採決で罷免に賛成するのをすでに決めているとの見方を示した。
このほか、タクシン支持団体「反独裁民主戦線(UDD)」の主要メンバーでもあるタイ貢献党幹部ウォラチャイ氏は、
18日、「インラック前首相の罷免は決定事項。クーデターを起こした者たちとプラユット首相を権力の座に座らせ続けたい者たちにとって前首相罷免は障害除去の一環」と指摘し、インラック前首相が首相罷免と公民権5年停止に処されるのは確実との考えを明らかにした。
同氏によれば、インラック前政権主導の憲法改正問題に絡んだ当時の下院議長と上院議長の罷免請求も立法議会で承認される可能性が高いとのことだ。