KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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【ニュース】タイ航空会社の日本への新規就航・増便が差し止め

26日、タイ民間航空局(DCA)は、日本の国土交通省航空局(JCAB)が
タイから日本への新規就航や増便の乗り入れを差し止めると通達してきたことを明らかにした。

国際民間航空機関(ICAO)がタイの航空会社に対して
「重大な安全上の懸念(SSC)」があると憂慮を示し、
ICAOIメンバーである日本の当局がいち早く対応したもの。
この問題はタイでは3月2日にニュースになり、
その後日本でもICAOが16日にもSSCと判断する見込みと報道されていたが、
タイ当局はそのつど「交渉済みで問題はない」と否定していた。

タイ民間航空局(DCA)は、日本の決定によって
ノックスクートの東京および大阪、タイ・エアアジアXの新千歳への新規就航、
エイチ・アイ・エスがタイに設立したチャーター便専門の航空会社
アジア アトランティックエアラインの運航が不可能となると発表。
そのほか、タイ国際航空の日本増便なども対象となる。

プラジン運輸相はタイのメディアの取材を受け、
「タイ正月(4月)連休に合わせて航空会社各社が増便していたこの時期になぜ」
と、あからさまに不満を示した。

民間航空局による発表を受けた26日午後4時、
ゴールデンウィークに合わせた日本への帰省でバンコク―新千歳便を予約していた
ニュースクリップ記者がタイ・エアアジアXのコールセンターに問い合わせたところ、
対応したスタッフから「確認したがそのような情報はない」との返答を受けた。
民間航空局からのプレスリリースの内容を読んで説明したところ、
同スタッフは再び電話口を離れ、
「やはり確認できないが、事実であっても振り替え便など責任をもって対応する」
と返事をするにとどまった。
その後の同社PR部門から「週明けには良い報告が出来るよう努力する」というメールを受信。
具体的な対応は週明けになるとみられる。

ただ、タイでは同日夕方過ぎには、タイ英字紙バンコク・ポストなどが、
「ノックスクートは5月16日から予定していた東京および大阪便で5万席、
タイ国際航空やタイ・エアアジアXは5月1日以降の新千歳便で2万席を販売済み」と報道。
便振り替えは混乱が生じる恐れがある。