タイ南部で観光船が沈没し50人近い中国人が死亡するなどしたことで中国人観光客が激減。タイの観光業は大きなダメージを受けている。このため、政府は11月13日の閣議で新たな外国人観光客誘致策を承認した。
先に中国、台湾など21カ国の観光客を対象に期間限定で空港でのアライバルビザ発給料金が免除されることになったが、これに加え今回の閣議で、11月15日~来年1月15日の間、6カ月間有効のWエントリービザ発給、リエントリーパーミット(再入国許可)付与などの措置がとられることになった。
さらに、これまで年間2回に限定されていた陸路での入国についても同期中は無制限で許可される。
このほかにも、買物時の特別割引、付加価値税還付での便宜などを含む誘致策が実施されることになった。
今年7月から10月までにタイを訪れた観光客数は前年比で11%減となっているが、政府は今回の措置によって今年の外国人観光客数が3800万人、観光収入が2兆バーツに達するものと期待している。
(バンコク週報 2018年11月14日)
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