昨年10月13日のプミポン前国王死去に伴う
100日間の喪が20日に明けたばかりのタイで、
中国人や中国系タイ人が
28日に祝う旧正月の服装をめぐり、戸惑いが広がっている。
赤など強い色は邪気を払い、幸運を招くとされていることから、
タイの中国系住民は通常、
旧正月に明るい赤色の服や金色の刺繍、カラフルなアクセサリを身に着ける。
ただ今年については、
服喪期間が終わっても多くの人はまだ、黒や白、灰色の服を着ている。
このため、派手な服装は
前国王への敬意の欠如と受け取られる可能性があると懸念されているという。
政府職員は1年間の服喪を守るが、この服喪は全国民に対する義務とはなっていない。
ベルリンに拠点を置く国際機関、
文化外交研究所(ICD)が引用した2012年の統計によると、
タイに住む中国人は人口の約11%に当たる930万人超に達している。
この数字には先祖が中国人という中国系タイ人は含まれていない。
(ロイター 2017年1月25日 17時10分)
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