タイ最南部で4月6日夜から7日の夜明けにかけて
爆弾事件や放火事件が連続して発生したのは
同月6日の新憲法公布が原因との見方が出ている。
一連の事件は主に電力供給をストップさせることを狙ったもので、
パタニ、ナラティワート、ヤラの最南部3県および
隣接するソンクラ県の19郡で電柱計52本が損壊し、広範なエリアが停電した。
新憲法は草案が昨年8月に行われた国民投票で61%の賛成で承認されているが、
最南部3県パタニ、ナラティワート、ヤラにおける同投票での
反対票の比率はそれぞれ65%、62%、60%と比較的高かった。
国民投票直後にも南部7県で爆弾攻撃・放火が起き、
4人が死亡し、35人が負傷していた。
プラウィット副首相兼国防相によれば、
今回の一連の事件と新憲法公布との関連は今のところ不明とのことだ。
（バンコク週報 2017年4月10日)
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