タイのテレビ報道によると、バンコク都内を流れるチャオプラヤ川の川岸に遊歩道を建設する計画がとん挫する雲行きだ。
遊歩道計画は2015年に当時のプラユット軍事政権が閣議決定したもので、チャオプラヤ川のラマ7世橋からピンクラオ橋にかけての7キロの両岸に道幅20メートルの自転車道、歩道を建設する予定だった。
市民団体が、環境破壊につながるなどとして、建設中止を求め提訴し、中央行政裁判所が今月9日、環境アセスメント、公聴会などが不十分だとして、建設の差し止めを命じた。政府は28日の閣議で、控訴しないことを決めた。5月14日に議会下院総選挙が行われるため、計画の今後は次期政権に委ねる。
(newsclip.be 2023年2月29日)