【ニュース】タイの死刑執行に市民団体が抗議　刑務所前で制度廃止求める

6月18日にほぼ9年ぶりに死刑が執行されたことを受けて
アムネスティインターナショナルのメンバーらが19日、
バンコクのバンクワン中央刑務所前に集まってプ
ラカードを手に死刑制度を非難し同制度の廃止を求めた。

しかし、プラユット首相は、
「社会の平和と秩序を維持し、凶悪犯罪を増やさないために
死刑制度は必要」との見解を示している。

世界では死刑を廃止した国は約100カ国に及んでおり、
死刑存続国で過去10年ほどの間に死刑を執行した国は40数カ国となっている。
日本では「犯罪者の人権を過度に考慮するのは考えもの」
「被害者および家族の感情を考慮することが大切」などの考えから、
国民の約8割が死刑制度を支持している。

（バンコク週報 2018年6月20日）