8月7日の国民投票では軍政主導で作成された新憲法草案に賛成する票が
6割に及んだが、これについて、国立タマサート大学法学部の
パリンヤ講師（元学生運動リーダー）は、
人々が政治的混乱を嫌っていることの証との見方を示した。
2013年から続いた当時のインラック政権に対する大規模な抗議デモを収束するため、
翌14年5月に軍部がクーデターで同政権を倒すことになったが、
今回の投票結果により、草案が否決されて政治状況が再び不安定になるよりは
民主主義に制約が加えられても軍政に民政復帰を委ねる方がよいと
国民が判断したことがわかったという。
また、政治学者のスクム元ラムカムヘン大学学長は、
「国民が軍政を受け入れていることを示している」と述べるとともに、
「プラユット首相は平和と秩序を維持できており、
国民は彼を愛している」との見方を示した。
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